演歌BOSSA - カオリーニョ藤原と彼のボサノムーチョ
Jan 01, 2009
ニッポンの年末年始といえば演歌。
ということで『演歌BOSSA』はどうよ。
以前、このブログの別の記事で「日本一のボサノバアーティストは加山雄三である」と断言した事がありますが、ここで謹んで訂正させて頂きます。
日本で一番、本場のボサノバサウンドに近づいたのは加山雄三である。しかし、ボサノバをニッポン人独自の感性で再構成して、正に「日本人だけにしか出来ないBossa Nova」を作り上げたのは、この浪速のギタリスト・藤原カオルことカオリーニョ藤原である。
「演歌 + Bossa」と言っても決してコミックソング的なノリではないのです。カバーでもないし、Bossa Novaのリズムを借りてきただけでもない。和の侘び寂びと、地球の裏側で誕生したサウダージのココロが見事に解け合っているのです。この作品、もっと評価されるべき。
彼ら名義のアルバムはもう1枚。
日本人なら、絶対にコレを聴いておくのです。