唐突に、懐かしのKUWATA BANDが流れてくる。
Apr 19, 2022
UNIQLOのCMから突如流れてきたのは KUWATA BANDの『BAN BAN BAN』。クソガキの頃に、耳が腐るほど聴いたメロディ。
サザンオールスターズの活動休止中に、1年限定で桑田佳祐が結成したバンドです。
懐かしすぎる。
続く2枚の同時発売シングル：MERRY X'MAS IN SUMMERとスキップ・ビートも素晴らしかった。サザンオールスターズ活動休止の空白を埋めて余りある満足感でした。
そして直後にリリースされた KUWATA BAND 唯一のスタジオ・アルバムがこちら。
先行する3枚のシングルの出来の良さにつられて、何も考えずに買ったのを思い出します。ワクワクしながら聴いてみるとシングル曲は一切収録されておらず、全編英語詞の、あまりピンとこない楽曲たちがズラリと並んでいたのだな。
うん、聴きたかったのはこれじゃなかった。
子供にとっては決して安くはない買い物だったので、意地になって何度も何度も聴き直したのだけれど、聴くほどに募る後悔の念…。これじゃない…。
まぁ今となっては、それも良い思い出です。最近は音楽配信サイトで手軽に聴けるようになったので、三十数年ぶり(!)に再生してみた。
うん。うん…。
稀代のソングメーカー・桑田佳祐が、タイトルどおり「ニッポンのロック」を表現すべく、'Rock' という音楽に真正面から挑んだ意欲作、ということですね。
この後に発売されたKUWATA BAND名義では最後のシングル『ONE DAY』は、ミディアムスローの素敵なバラード。
ということで、素晴らしい3枚のシングルと1枚の攻めた（そしてやや攻めあぐねた）1枚のアルバムを残して、KUWATA BANDは活動を終えるのでした。
