HOSONO HOUSE COVERS
Nov 02, 2024
御大・細野晴臣が1973年にリリースした『HOSONO HOUSE』。
細野さん初のソロ名義でのアルバムで、制作された時期は、彼が在籍した伝説のバンド・はっぴいえんど活動終了のタイミングと重なります。
いま聴いても、すごく良い。何度も再発売されつつ、世界中に影響を与え続けている名盤です。
発売から50年が過ぎ、暫く前から進行していた『HOSONO HOUSE』カバープロジェクトが形となり、待ちに待ったカバーアルバムが遂に発売! ということなのだけれど、これがちょっとややこしい。
アナログレコード(LP)版は、海外盤が『HOSONO HOUSE Revisited』、国内盤が『HOSONO HOUSE COVERS』というタイトル。これらLP版については "Revisited" は13曲、"COVERS" は11曲…と "Revisited" のほうが2曲多く収録されていて、残りの曲は共通(曲順は異なるけれど)です。要するに "Revisited" を選んでおけば、1曲たりとも聴き漏らさずに済むということですね。
で、日本国内で購入できるデジタルダウンロード版は、タイトルが "HOSONO HOUSE COVERS" で、収録内容はアナログ版の "Revisited" と同じ13曲。
ジョン・キャロル・カービー feat. THE MIZUHARA SISTERSの『福は内 鬼は外』とか矢野顕子の『ろっかばいまいべいびい』とかとても良いのだけれど、アルバム全体を通して聴くと、なんだか凝り過ぎてとっ散らかった印象。
2019年リリースの細野さん自身がカバーしたアルバム『HOCHONO HOUSE』のほうが好みかな。