ジミー・クリフ逝去。
ジミー・クリフ逝去。81歳。
世間的には、映画『クール・ランニング』の主題歌『I Can See Clearly Now』で知られていると思うのですが、元を正せば彼は、ボブ・マーリーと双璧をなすレゲエの雄。彼の至高の声と音楽センスは、時代を経ても全く色褪せない。
とりあえず、自らが主演を努め、ジャマイカで彼の人気を不動のものにした映画『The Harder They Come』のサウンドトラックを聴き直そう。
タイトル曲をはじめ『You Can Get It If You Really Want』や、名バラード『Many Rivers to Cross』などなど、名曲目白押し。
映画のほうは、ジャマイカ初の国産長編ムービーなのだそうだ。
むかし観た覚えがあるのだけれど、内容は全く記憶にない。
で、自分が一番最初に聴いた彼のアルバムは、これ。
1976年、ジミー・クリフ32歳当時のライブを収録。選曲は『The Harder...』からの楽曲を含む初期ベストなラインアップで、演奏の力強さ、確かさ、そして観客の熱さが素晴らしい。一瞬で心を奪われます。
古き佳きレゲエのリズムをもっと堪能したければ、こちらのコンピレーションがかなり良い。
プライムビデオでは、1980年にジャマイカのサマートンで行われたフリーライブの映像を中心とした、ジミー・クリフのドキュメンタリーが配信されています。
南アフリカ・ソウェトのステージで、ボブ・マーリーの名曲『No Woman No Cry』を熱唱する映像など、かなり貴重なシーンが収められています。
1980年当時のジャマイカは、政治や経済の混迷による社会情勢の不安定さが極まっていた時期で、そんな中、ジミー・クリフは「政治には関わらない」が「行動する」という考えのもと、音楽を通じて、「自由、平和、平等、解放」そして「抑圧への反抗」を示し続けたのだな。
この辺りはボブ・マーリーとも共通する立ち位置ですね。
安らかに。









