Netflix『三体』で流れる曲たち。
中国発の名作SF小説をドラマ化したNetflix『三体』。
かなりの長編小説が、展開も設定もギュッと纏められてテンポよく進んでゆきます。原作至上主義者は眉を顰めるかもしれないけれど、映像作品としてはとても観やすい。
エピソード2の真ん中あたり、ウィルが茫然自失で街を移動する場面でバックに流れているのは The Rolling Stones の『Moonlight Mile』。
彼らの名作アルバム『Sticky Fingers』のラストに収録されています。
ブライアン・ジョーンズが抜けて、後任のミック・テイラーが初参加したアルバム。ファスナー付きのアルバムジャケットが余りにも有名ですな。
エピソード3の衝撃のラストで使用されているのは Radiohead の『Karma Police』。彼らの出世作『OK Computer』に収録。
1997年発表の『OK Computer』は発売20周年の2017年に、未発表曲をプラスして『OK Computer OKNOTOK 1997 2017』というタイトルでリイシューされています。
続いてエピソード6。開始30分くらいから、なんだかやるせないシーンの連続する場面で流れているのは Blind Faith の『Can't Find the Way Home』という曲。
Blind Face は、エリック・クラプトンやスティーブ・ウィンウッドらが結成したバンド。わずか1年足らずの活動で、たった1枚のアルバムを残して解散しています。
ちなみにこのアルバム、発売当初の邦題は何故か『スーパー・ジャイアンツ』。
エピソード6の最後に使用されているのはラナ・デル・レイの『Video Games』。なかなか切ない。
物語の舞台を英国メインに持ってきているので、楽曲も ストーンズ → レディオヘッド → ブラインド・フェイス とイギリス縛りで拘っているのかと思いきや、そういうわけでもなかったみたい。最後にラナ・デル・レイ。
蛇足だけれど、エピソード1の序盤、パブのカラオケで歌われているのはケイティ・ペリーの『I Kissed a Girl』とビリー・ジョエルの『ピアノマン』です。