Indie Cindy - Pixies。
Apr 26, 2014
Pixies、23年ぶりのアルバム。
23年ぶり。
数年前の再結成から割と精力的にライブをこなしたり、昨年あたりにはEPを連発していたりしていたのだけれど、現実に新作アルバムがリリースされるとちょっと驚きます。
聴いてみると、うん、紛う事無くピクシーズ。相変わらずの絶妙な変てこさは健在なのだけれど、このアルバム制作前にベース&ヴォーカルのキム・ディール姐さんが脱退しているのだな。その所為なのかどうなのか、少々何か物足りない。
彼らはこの20数年間に数多のフォロワーを生み出して、1990年代からこっち、ピクシーズの流儀でつくられた曲が山ほど存在しているわけです。で、ピクシーズは今でも、彼ら自身の音楽をやっているわけでしょ。そんな状況でこの新譜『Indie Cindy』を聴くと、あれ、意外と普通の音…みたいに感じてしまうのだけれど、それは大きな勘違い。全ての源流はこの人たちなのです。
とりあえず過去の名盤、1989年リリースの『Doolittle』を聴き直してみる。
1曲目『Debaser』の曲の入り具合なんて、他のバンドの楽曲でアホほど聴いたことがあるでしょ。後世への影響力、という点で言えばポップミュージックの歴史上、屈指のバンドなのではないだろうかな。持ち上げ過ぎか。