IN PERSON AT EL MATADOR!
May 26, 2013
Sergio Mendes and Brasil '65 のライブ盤。
いつか買おう、と思っていたものをやっと購入。Brasil '66 以降「売れ線ラテンポップ職人」と化す前のセルジオ・メンデスの音が楽しめます。JazzっぽさとBossa Novaの味が程よいバランスで心地良いですな。この時期のセルジオ・メンデスの路線を、もっと続けて欲しかった。
"Brasil '65" 名義では、このアルバムの他にスタジオ録音盤が一枚あるだけ。本作も、そちらのスタジオアルバムも、ワンダ・サーのボーカルが効いています。良い。
業界不振に喘ぐレコード会社、少しでも売上を伸ばそうとあの手この手を考えているようで、2013年は、ボサ・ノヴァを世界に広めたアルバム『Getz / Gilberto』が録音されてからめでたく50年! という企画が立ち上がっているようですね。そんなの言われないと絶対に気付かない。
その企画の中で『Brasil '65』が再発売決定。ついでにワンダ・サー(ワンダ・ヂ・サー)のアメリカソロデビュー盤『Softly!』も。まだ持っていない人にとっては、これは朗報です。
※ ワンダ・サーをボーカルに迎えたセルジオ・メンデス・トリオのアルバム『ブラジル'65』は、別タイトル『In The Brazilian Bag!』としても発売されています。中身は一緒。
※ ワンダ・サー(Wanda Sa)とワンダ・ヂ・サー(Wanda de Sa または Wanda de Sah)は同じ人。