オジー・オズボーン逝去。
先日、最後のコンサートを終えたばかりだというのに、急な話だよ。オジー・オズボーン逝去。76歳。とんでもなく無茶な生活をしていた割には、長生きしたとも言える。
さて、以下は彼自身がその生涯を語った、ヒストリーチャンネルのドキュメンタリー。
エグゼクティブ・プロデューサーとして、オズボーン家の面々がクレジットされている。なので、とても貴重なエピソードが聞ける反面、彼らにとって本当に不都合なことはスルーされているかも、ということもちょっと心に留めつつ、彼の生涯を偲びましょ。
このドキュメンタリーとともに、ブラック・サバス時代からのアルバムを順番に聴いていくのが本当は良かろうが、完全に自分の好みで3枚ピックアップ。
まずはソロ一発目『Blizzard of Ozz』。
早世の才能あふれるギタリスト、ランディ・ローズのプレイを堪能しましょ。3トラックめ『Goodbye to Romance』は個人的にオールタイム・ベストな曲。
このアルバムに関して、CDを購入しようとお考えの方は注意が必要です。
2002年に発売されたリマスター盤では、ベースとドラムの演奏がオリジナルから変更される、という暴挙が行われています。この2002年盤、おそらくもう中古屋でもお目にかかることは稀かもしれませんが、買うなら:
- 1995年のリマスター盤。
- 1995年以前の、リマスターしてない盤。
- 2011年『Legacy Edition』以降の盤。
を是非。デジタル配信されているものは、オリジナルレコーディングに基づくバージョンなので安心な筈。
1991年の『No More Tears』。ヘヴィとポップのバランスがとにかく絶妙。ザック・ワイルドのギターが素晴らしい。オジーはギタリストを見る目に長けている。
そして2005年のカバーアルバム。
敬愛するジョン・レノンの曲を歌い上げるオジーも良いものだ。
アルバム発売時、限定版にボーナス・トラックとして収録されていた『Changes』。ブラック・サバスの名曲を、オジーとその娘、ケリー・オズボーンとのデュエットでカバーした作品ですが、この曲は、ケリー・オズボーンの2003年のアルバム『Changes』で聴くことができます。
先のドキュメンタリーでの、オジーの最後の言葉:
When I can hear them nail a lid on my box.
And then, I fxxking DO AN ENCORE. I'm the Prince of Darkness.
「いつ引退するかって? 俺の棺桶の蓋が閉まるときだ。で、俺はアンコールに応える。俺は闇の帝王だから」
格好良いな。
アンコールを、待ってる。